東洋経済 『ブログキャスター』 編集部です。
文藝春秋から出ている 『文學界』 を久〜しぶりに読みました。
十何年ぶりかもしれません。興味深い特集が載っていたからです。
4月号に掲載された 「ニッポンの小説はどこへ行くのか」 。
現代を代表する作家11人による座談会を中心に構成されています。
出席者は年齢順 ? に筒井康隆、古井由吉、車谷長吉など大御所から、
若手は島田雅彦、諏訪哲史、川上未映子、山崎ナオコーラなどなど、
年齢差最大44歳にもなる多彩なメンバー。そして司会は高橋源一郎。
世代を超えた多士済々の作家たちが 「小説は書き尽くされたか」
「新しいリアリズムとは」 「私ってなんだ」 といったテーマで議論しています。

(C) 文藝春秋
実はこの企画、ちょうど50年前、
当時の13人の作家・評論家が文學界の誌上で、
「日本の小説はどう変わるか」 という題材で座談会を行ったのですが、
「50年後の今、もう一度論じてみよう」 ということで企画されたようです。
50年前の座談会出席者もそうそうたる顔ぶれ。
伊藤整、石川達三、高見順、山本健吉、大岡昇平、中村光夫 … 、
そして当時の若手として、遠藤周作、石原慎太郎、江藤淳 … などなど。
今回の座談会でも、
50年前とニッポンの小説をめぐる環境はどう変わったのか、
そしてこれから将来、小説はどこへ向かうのか、
それぞれの作家が熱く語っています。
小説や文学だけでなく、戯曲や演劇、音楽に関する話も多く、
そうした分野に興味がある人にも、おススメの特集です。
(Ym)

