東洋経済 『ブログキャスター』 編集部です。
中国製冷凍ギョーザの薬物混入事件が大騒ぎになっています。
農薬とみられる薬物が、通常の残留量では考えにくい濃度で
混入していたとのコトで、ナゾは深まるばかり。
「誰かが故意に混ぜたのではないか」 との声も聞かれます。
(C) コープネット
先日、中国に詳しい関係者とこの事件について話していたときに、
最近の中国の情勢について、こんなことを聞きました。
要点をまとめると次のとおりです。
・中国では今年の1月1日から
「労働契約法」 という労働関連の新しい法律が施行された
・使用者側 (企業) は従業員と労働契約を交わすことが義務づけられた
・最大のキモは、一定条件を満たす労働者は 「固定期間のない労働契約
( = 事実上の終身雇用) 」 の締結を企業側に迫ることができるという点
・従来は、まともな労働契約も結ばずに、
きわめて非人道的な労働条件で酷使される労働者が一部に存在していた
・ところが、法施行前に駆け込みで労働者を大量解雇する企業がいくつか出た
・理由は、労働者と終身雇用契約を結ぶのを避けるため
・それをきっかけに、中国各地でストや抗議行動などが多発して、
余波が続いている
ギョーザ事件と直接関連する事実は何もありません。
ですが、中国の労働者の中には、一部の企業経営者に対する
不満が鬱積していることは、間違いなさそうです。
その不満が資本家全体に、しかも歪んだカタチで向かってしまったら、
何か事件に発展したとしてもおかしくはなさそうです。
この労働契約法をめぐる一連の事態は
「意外と日本では知られていない」 (関係者) 。
中国で起きている大きな変化。
知っておいて損はないかもしれません。
(Fr)
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